店舗数が多い6社のフランチャイズで便利屋を開業するなら、まず開業資金の目安を知ることが大切です。
【2024年1月最新】6社の開業資金を比較
便利屋お助け本舗 | 便利屋お助けマスター | 町の便利屋さんファミリー | クライアントパートナーズ | おうちの御用聞き家工房 | 便利屋ベンリー | |
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開業資金 | 99万5,238円 | 147万円 | 148万5,000円 | 300万円 | 352万3,000円 | 不明 |
店舗数 | 266店舗 | 28店舗 | 95店舗 | 17店舗 | 232店舗 | 185店舗 |
公式サイト | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
※便利屋ベンリーの情報は現在公開されていません。
開業資金の内容は、【加盟金・研修費・資機材費・保証金】など様々なものが含まれています。
開業資金はフランチャイズを選択するために重要ですが、研修やサポートの内容も重要になるので、様々な内容を比較することも重要です。
個人で開業するのであれば開業資金が安く、サポート内容も充実している『便利屋お助けマスター』がおすすめです。
店舗名 | 金額 |
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①便利屋お助け本舗 | 99万5,238円 |
②便利屋お助けマスター | 147万円 |
③町の便利屋さんファミリー | 148万5,000円 |
④クライアントパートナーズ | 300万円 |
⑤家工房 | 352万3,000円 |
⑥便利屋ベンリー | 公開されていません。 |
今ある便利屋のフランチャイズで開業資金が最も安いのは「便利屋お助け本舗」です。次点で便利屋お助けマスター、町の便利屋ファミリーが150万以下という感じです。
定点観測で情報を追っていますが、開業資金は徐々に値上がり方向です。特に急成長している家工房は加盟者が増えていることもあり、毎年値上がりをしています。
※家工房の開業資金の値上がりの状況
2021年 | 2022年 | 2023年 |
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261万円 | 305万円 | 352万3,000円 |
安ければ良いというわけではないので注意が必要
開業に必要な費用が安ければよいというわけではありません。十分なサポートを受けれなかったり、様々な資材が別料金という場合もあるので、それぞれの便利屋の特徴を知ったうえで選択しましょう。
便利屋を開業をするために必要な技術指導はもちろん、充分なサポートを得られるようなしくみが整っているフランチャイズを選びましょう。
加盟金のみを比較したいという方はこちらの記事をどうぞ。便利屋フランチャイズ6社の加盟金を比較
安い【開業資金】で選ぶのではなく目的を意識すること
フランチャイズのメリットは開業資金やロイヤリティを支払う代わりに、様々なノウハウやサポートを得るという所です。
「便利屋お助け本舗」はこの6社のなかでは安く開業できます。しかし、サポートについての詳しい記載がないので、手厚いサポートがほしいと思っている方は避けた方がよいでしょう。
『便利屋お助けマスター』は手頃な料金で研修やサポートが充実しているので、当サイトで紹介している便利屋フランチャイズの中では最もおすすめです。
2011年設立で創業13年目で、全国に266店舗あります。全国的に名前が知られているうえに、開業費用が安いということで人気がある便利屋フランチャイズです。
代理店加盟費 |
104,762円 |
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開業実務研修費 |
73,333円 |
研修期間 | 3日間 |
販促・書類一式 |
817,143円 |
開業費合計 | 995,238円 |
便利屋お助け本舗の特徴
便利屋お助け本舗はどんな方におすすめ?
全国チェーンの便利屋で、開業資金が安いところを探している方におすすめです。詳しい情報はこちら>>
2016年に開業した便利屋です。コツコツと加盟店を増やしており、7年で30店舗ほど全国で開業しています。研修や開業支援はもちろん、融資サポートや税理士の紹介なども行っており、未経験の方でも安心して開業することができるしくみができている便利屋フランチャイズです。
※2024年から開業資金がリニューアルされています。
加盟金 |
330,000円 |
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保証金 |
150,000円(非課税) |
研修費 |
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研修期間 | |
資材費 |
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開業費合計 |
※消費税込み
便利屋お助けマスターの特徴
便利屋お助けマスターはどんな方におすすめ?
2024年に研修期間や資材費の内容が変更になり充実した内容になっています。全国チェーンの便利屋で、開業資金が安いところを探している方におすすめです。詳しい情報はこちら>>
1985年設立で創業38年目という歴史ある便利屋です。全国に100店舗ほどあり、フジTV 「とくダネ!」、TBS「白熱ライブビビット」などメディアでの露出も多く、知名度も高いといえます。
フランチャイズコース
加盟金 |
330,000円 |
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研修費 |
495,000円 |
研修期間 | 約2週間 |
資機材費用 |
660,000円 |
開業費合計 | 1,485,000円 |
※消費税込み
自由開業コース
フランチャイズに加盟せずに、自分がほしい技術だけを習得するコースになっています。
ハウスクリーニング | 165,000円(4日間) |
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水廻りメンテナンス | 110,000円(3日間) |
営繕・日曜大工 | 165,000(4日間) |
エアコン設置・清掃 | 110,000(3日間) |
鍵・セキュリティ | 165,000(2日間) |
遺品整理 | 165,000(2日間) |
便利屋の基礎 | 165,000(3日間) |
※消費税込み
町の便利屋さんファミリー
フランチャイズコースはどんな方におすすめ?
開業資金が250~300万ほどかかる計算になります。開業予算があり、技術を得る目的があるのならばおすすめです。自由開業コースはどんな方におすすめ?
フランチャイズには加盟しないけれど、技術を学びたいという方にはとてもおすすめです。詳しい情報はこちら>>
2009年設立で創業14年、困りごとを解決するために作られた女性スタッフだけの便利屋をウリにしており、関東を中心に17店舗あります。
フランチャイズ
加盟金 | 3,000,000円 |
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ロイヤリティ | 利益の30% |
代理店
加盟金 | 1,000,000円 |
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ロイヤリティ | 利益の30% |
クライアントパートナーズの特徴
ホームページには加盟金とロイヤリティの金額しか記載がないので、興味がある方は電話やメールで問い合わせるとよいでしょう。
クライアントパートナーズはどんな方におすすめ?
女性の便利屋を始めたいと思っている方はおすすめです。開業資金や研修などについては本部に確認しましょう。詳しい情報はこちら>>
2018年設立で創業5年目の便利屋ですが急成長しており、現在全国に232店舗と加盟店が増えています。
加盟金 |
1,430,000円 |
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保証金 |
300,000円(非課税) |
研修費 | 440,000円 |
研修期間 | 10日間 |
開業パック |
990,000円 |
スタートパック |
363,000円 |
開業費合計 | 3,523,000円 |
※消費税込み
家工房の特徴
家工房はどんな方におすすめ?
まだできて間もない企業なので、まずは説明会でお話を聞くことをおすすめします。詳しい情報はこちら>>
1990年創業で創業33年目になる、全国に185店舗ある大きなフランチャイズです。メディアでの露出もあり、全国展開が進んでいるのでフランチャイズとしてのブランド力も強いので安心して開業できます。
※便利屋ベンリーの金額は現在公式サイトで公開されていません。最新の情報を知りたい方は「便利屋ベンリー本部」へ問い合わせをお願いします。
ベンリーの特徴
便利屋ベンリーはどんな方におすすめ?
法人で便利屋を開業しようと考えられている方にはおすすめです。詳しい情報はこちら>>
開業資金の金額はそれぞれ違います。フランチャイズ独自のローンが利用できる店舗を調べてみました。ローンや融資について記載があるのはこの3つのフランチャイズになります。
便利屋お助けマスター | 開業資金の融資相談も受け付けているそうですが、「融資サポートには手数料が必要です。」という一文が記載されています。また、税理士の先生の紹介もあるようです。 |
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町の便利屋さんファミリー | 「フランチャイズコース」「自由開業コース」どちらも全額ローンが利用できます。 |
家工房 | 開業資金の融資相談も受け付けているそうです。 |
ホームページに記載がないだけで、このほかにもローンや融資を受けることができる場合もあるので、説明会で尋ねてみることをおすすめします。
便利屋を起業したいけれど踏み出せないという方の多くは「お金の不安」です。自己資金だけでは不安という方は、こういったシステムを利用するのも一つの手です。
便利屋の開業で失敗される方はお金の準備不足の場合が多いようです。失敗しないためにも、こちらの記事をご覧ください。
便利屋に限ったことではなく、独立開業がうまくいくコツとしてこの4つがあげられます。
便利屋の開業はピッタリはまります。だからと言って、無計画に開業してもよい方向へいくとは限りません。
多くの方はフランチャイズは名前が知られているから安心と感じてしまいがちですが、開業する地域によっては「便利屋」という言葉さえピンとこない方が多い場合もあります。
そもそも、便利屋は開業したからといって、すぐにお客様がついてくれるわけではありません。チラシを配布したり、ホームページやブログなどを更新したり、地味な種を撒く期間が必ず必要です。
融資を受けるという手段も
便利屋の中には全額ローンで開業できるところもありますが、融資を受けるという選択もあります。中小企業経営力強化資金、挑戦支援資本強化特例制度など、自己資金なしの状態でも融資を受けることができるものもあるので、チェックしてみてください。
もちろん、開業資金は自己資金を利用して、運転資金の融資を受けるという選択もります。しかし、経営が安定するまでどれくらい時間が必要なのか見えない部分もあります。便利屋を開業して失敗する方の多くは、資金繰りの悪化という問題があるので、自己資金はなるべく確保しておくことをおすすめします。
開業資金が安いからと安心しないこと
低資金で開業できるからと安易に開業してしまうことは危険です。フランチャイズではロイヤリティの支払いなどがあり、収入が少ない時期はその支払いがきつくなる場合もあります。
オープンの時は本部が払ってくれることもありますが、開業後は広告宣伝費も自分で支払わなければいけません。
開業してからも、多くの経費がかかるということを知っておくことが重要です。説明会でも、開業後のお金の流れを説明してくれるフランチャイズならば信用できるでしょう。
開業後にかかる集客費用をこちらで比較しています。参考にどうぞ。
便利屋のフランチャイズは開業資金だけで選ぶと、こんなはずではなかったと思うことになりかねません。
どんな業種のフランチャイズでも言えますが、フランチャイズの言う通りにしておけば大丈夫ということは絶対にありません。
フランチャイズで便利屋開業で失敗しないために読んでおくこと>>
高額な開業資金を支払ったのに、満足できる内容でなかったということにならないように、気になるフランチャイズがあった場合は説明会に参加して疑問・質問をぶつけてみることをおすすめします。
フランチャイズでの開業をする方、自分で便利屋を開業する方、それぞれの開業方法があります。管理人も様々なフランチャイズの説明会に参加して、個人で開業するということを選択しました。
どういった方法で開業しても、1年で低迷する方もいれば、数年で年商1億を超えて法人化する方もいます。
儲かるか、儲からないかは開業者しだいです。