ロイヤリティとは店舗の看板や名前を利用する商標使用料、技術・経営のノウハウを利用する代わりに本部に支払うお金のことです。
便利屋のフランチャイズの多くは月額の固定料金で多少の差があることがわかります。
【2024年7月最新】6社を一気に比較
便利屋お助け本舗 | 便利屋お助けマスター | 町の便利屋さんファミリー | くらしのパートナー | 便利屋七福神 | おうちの御用聞き家工房 | |
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開業資金 | 99万5,238円 | 147万円 | 148万5,000円 | 209万円 | 305万円 | 407万3,000円 |
ロイヤリティ |
52,380円 | 55,000円 | 55,000円 | 47,300円※ | 記載なし | 55,000円※ |
店舗数 | 281店舗 | 58店舗 | 95店舗 | 61店舗 | 5店舗 | 260店舗 |
公式サイト | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
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※家工房とくらしのパートナーはシステム費用込みの価格で比較しています。
ここでは、管理人が調査した便利屋フランチャイズ7社のロイヤリティを比較し、公式サイトで公開されている2社について収支シュミレーションをみていきましょう。
管理人が調査した便利屋フランチャイズ6社すべて、月々の支払いが固定される定額方式でした。
便利屋に限らずフランチャイズ契約では辞める時にもこのロイヤリティが深く関わってくる場合もあることを覚えておいてください。
便利屋フランチャイズの競業避止義務|フランチャイズ脱退・独立
フランチャイズに加盟して便利屋をしていれば安定した収入が保証されるというわけではありません。当サイトでは定期的に店舗数の調査を行っていますが、数が減り続けているフランチャイズは実際にあります。
また、便利屋だけではなくフランチャイズ全体的に言えることですが、フランチャイズ本部が急にロイヤリティの値上げを言って来たり、加盟時に説明がなかったような費用を言ってきたりすることもあります。
そのため、経営悪化によりフランチャイズを辞めなくてはならない加盟店も出てきます。
困った時はフランチャイズ契約に関する法律情報に詳しい弁護士の先生も多数いらっしゃいます。
辞めたいのにやめられないという場合はフランチャイズ・ビジネス専門のコンサルタントの方に無料相談できる窓口もありますので、ぜひご利用ください。(フランチャイズ相談センター)
項目 |
売上 |
---|---|
お掃除・片付け |
178,500円 |
家具・荷物の移動 |
165,000円 |
代行業務 |
117,500円 |
引っ越し手伝い |
103,500円 |
庭仕事 |
73,500円 |
不用品処分お手伝い |
132,000円 |
家具の組み立て |
66,000円 |
その他 |
89,000 |
売上合計 |
925,000円 |
項目 |
費用 |
---|---|
ロイヤリティ |
50,000円 |
車両費・燃料費 |
40,000円 |
宣伝広告費 |
30,000円 |
消耗品費 |
20,000円 |
その他 |
20,000円 |
合計 |
160,000円 |
ロイヤリティの3つのパターン
売上の応じてロイヤリティが変動するような場合、売上が上がるほど支払う額も多くなり負担になってしまいます。便利屋フランチャイズは定額方式なのでそこは安心です。
安いだけで選んでしまうと、本部からのサポートが不足したり、研修内容が 足りないということも考えられます。そのため、さまざまなフランチャイズデータを比較しながら契約を決めることが重要です。
まずは 複数のフランチャイズの説明会に参加してみることもお勧めです 。 こちらのページには フランチャイズ説明会で聞いておきたいポイントをまとめています。
便利屋フランチャイズではありませんが、「おうちの御用聞き家工房」を経営している株式会社HITOSUKEは、ふすま・障子・網戸の張替え・およびリフォーム事業を行う「金沢屋」というフランチャイズも経営しています。
こちらのYouTubeでは、その「金沢屋」の集団訴訟について解説があります(2分過ぎあたりからです)。
うまくいっていない経営者のみなさんが団結して、「本部のビジネスモデルが悪い」と訴えたということです。結果としては、「本部側が勝訴的な和解」ということが語られています。
そして、この動画の終わりの方で、ロイヤリティを上げることで、うまくいっていない加盟店を切り捨てていくような原状もあるという事も語られています。
ロイヤリティは運営のサポートの対価?
ロイヤリティは本部からのサポート量・質の対価だと思うとします。
A店 | B店 | |
---|---|---|
サポート量 | 多い | 少ない |
ロイヤリティ(固定) | 5万円 | 5万円 |
ロイヤリティ |
月50万円の利益の場合 |
月100万円の利益の場合 |
例えば5万円の同じロイヤリティを払うとしても、サポートを多く受けているA店と、サポートもなく自立しているB店はサポートが必要としない状態で5万円の支払いが必要となります。
これが売上歩合方式となった場合はどうでしょうか?月50万円の利益のA店はサポートも充分受けて15万円ロイヤリティとして支払います。月100万円の利益のB店はサポートはほぼない状態で30万円ロイヤリティとして支払います。
自分がほしいと思っているサポートが十分受けることができれば満足ですが、ベテラン加盟店となった場合、ロイヤリティは運営のサポートの対価ではないと考えた方がよいでしょう。
便利屋フランチャイズで良いのは、多くの企業がロイヤリティを定額方式にしているという部分です。
世の中には多くのフランチャイズがありますが、売上歩合方式で売上の〇%としている所は多く、成功すればするほど払わなければいけないしくみがある場合が多いのです。
フランチャイズ企業自体はフランチャイズに至るまで、ゼロからお店を作り上げているので、その企業そのものが素晴らしいということがわかります。加盟金やロイヤリティをはその企業努力を、お金を支払うことで看板を背負わせてもらうことができるのです。
お金を払ってでも加盟したくなる理由がある本部なのか
成功して、本部から手が離れたB店は、今後本部からのメリットはないのでしょうか?成功したお店はオーナーの努力もありますが、そこに何かしらの成功要素となるポイントがある場合もあります。
すぐれた本部であれば、その成功要素をフィードバックして他の店舗へと伝え、フランチャイズがより大きく育つことになります。
成功要素を多く積み重ねて、低リスク・安定リターンを生み出す力こそが、大手のフランチャイズがやってきたことです。お金を払ってでも加盟したくなる理由が大手フランチャイズにはあるのです。
フランチャイズでの企業は数字で判断せずに、資料を取り寄せたり、説明会に参加して、本部の方の様子を見ることも大事です。
このロイヤリティを支払い続けることを不満に感じてしまう方はフランチャイズに加盟しない方がよいでしょう。このような考えの方は個人での開業をおすすめしたいと思います。
便利屋の知名度としてのロイヤリティ
「便利屋って怪しい」「便利屋って何するところ?」というイメージの方がいるように、まだ全国的に定着している職業ではないようです。しかし、テレビやインターネットの広告などで有名な便利屋は、便利屋がない地域でも知名度があるため活動しやすいようです。
大手のフランチャイズではロイヤリティの額が大きい反面、研修の充実・開業後のサポートがあり、本部から仕事を紹介してもらうこともあります。大手では本部のホームページに検索でたどり着いた方が依頼し、その依頼を振り分けてもらえるしくみもあります。
ロイヤリティを支払ってでもフランチャイズに加盟した方がメリットが多いということはあるのです。