便利屋の集客のメインはポスティングといったチラシ配布ですが、ホームページを見て見積もりを依頼する方も多くいます。
便利屋お助けマスターというフランチャイズは、「Google検索1位の集客力」をアピールしており、WEB集客に力を入れていることがわかります。
ここでは便利屋フランチャイズの資機材費・販促費におけるチラシやWEB制作費用、WEB集客についてまとめました。
【2024年7月最新】の準備費用(資機材費・販促費)を比較
便利屋お助け本舗 | 便利屋お助けマスター | 町の便利屋さんファミリー | くらしのパートナー | 便利屋七福神 | おうちの御用聞き家工房 | |
---|---|---|---|---|---|---|
開業資金 | 99万5,238円 | 147万円 | 148万5,000円 | 209万円 | 305万円 | 407万3,000円 |
WEB制作 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
プラットフォーム | ミツモア・くらしのマーケット | ミツモア・くらしのマーケット | くらしのマーケット | ミツモア | ― | ミツモア・くらしのマーケット |
チラシ | 大小各1万枚 | 折込/3万部・A4/1万部 | 記載なし | - | - | 折込10万部 |
公式サイト | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
2011年設立で、現在全国に約250店舗という急成長しているフランチャイズの便利屋です。開業するときに、販促・書類一式で817,143円かかります。その中には、こうした集客に必要なアイテムが用意されています。
本部からの紹介について
本社のホームページには全国店舗の連絡先が探しやすく掲載されています。しかし、どこに聞けばいいか分からないという方や、「全国本部」にお問い合わせがあった場合は、お客様のお住まいから一番近い店舗が紹介してもらえます。
WEB集客について
「便利屋 お助け本舗」で検索を行うとすぐにお住まいの地域のページにたどり着くことができます。わかりやすい料金体系なので、どんな年代の方でも利用しやすいようです。
「ミツモア」や「くらしのマーケット」といったプラットフォームに参加をしている店舗も多く、参加することへの制限はないようです。
チラシ集客について
販促・書類一式に印刷物一式(チラシ大小各1万枚含む)と記載があります。集客アイテムとしてこのようなチラシも用意されており、テレビやラジオ、雑誌、WEB広告などにも露出しているので、チラシを手にした方が、「あっ!きいたことある!」と感じる方も多いようです。
開業後も本部がしっかりとバックアップしてくれるので、初心者の方も安心して開業することができます。
2016年に開業した便利屋です。コツコツと加盟店を増やしており、7年で30店舗ほど全国で開業しています。
研修や開業支援はもちろん、融資サポートや税理士の紹介なども行っており、未経験の方でも安心して開業することができるしくみができている便利屋フランチャイズです。資機材費(660,000円/税込)にホームページ制作費とチラシ代が含まれています。
本部からの紹介について
本社のホームページに依頼が来た場合、お客様のお住まいから一番近い店舗が紹介してもらえます。1か月数件このような紹介がくることがあるそうです。
WEB集客について
「Google検索1位の集客力」をアピールしているフランチャイズ加盟店です。
資機材費の中にホームページ制作費・24ページ分が含まれています。ページ数まで記載があるのは、フランチャイズではこちらだけです。
「ミツモア」や「くらしのマーケット」といったプラットフォームに参加をしている店舗も多く、参加することへの制限はないようです。
チラシ集客について
資機材費に折込チラシ3万部、A4ポスティングチラシ1万部が含まれています。
創業35年、全国に100店舗ほどありフジTV 「とくダネ!」、TBS「白熱ライブビビット」などメディアでの露出も多く、知名度も高い便利屋です。資機材費(660,000円/税込)にホームページ制作代とチラシの費用は含まれています。
本部からの紹介について
「生活のあらゆるトラブルを解決【JBR 生活救急車】」や北海道・東北圏大型ホームセンター「ホーマック」と提携しており、提携先に依頼されたお仕事を代行することもあるそうです。
もちろん本社のホームページに依頼が来た場合、お客様のお住まいから一番近い店舗が紹介してもらえます。
WEB集客について
資機材費の中にホームページ制作代が含まれています。「便利屋さんファミリー 地域名」で検索するとすぐにそれぞれの地域の店舗が出てきます。
「くらしのマーケット」に参加をしている店舗もあるので、そういったプラットフォームでの集客もできそうです。
チラシ集客について
チラシの費用は資機材費に含まれていますが、部数の詳細はありません。ネットにはオープンのチラシ情報などがあり、「お試しキャンペーン」や「〇%割引」といった便利屋のサービスを知ってもらうために、利用しやすいしくみが準備してあることがわかります。
「くらしのパートナー」は福祉・介護領域に特化した事業を行っている、株式会社クラピスがスタートさせた御用聞きサービスです。他の便利屋と少し違うのが、株式会社クラピスだからこそできる「老人ホーム探し」や「遺言書作成」といったサービスが提供できるようになります。
他社では記載がない、「電車広告やテレビ取材など本部手動での候補活動を実施」と記載があり、アピール活動に力を入れていることもわかります。
本部からの紹介
「本部からのお客様紹介保証」があると記載されています。
WEB集客について
「テンプレートから選べる販促物や店舗ページを作成」と記載があり、現在の加盟店5店舗はWEB広告が出ていました。また、どのような露出になるかわかりませんが、本部負担のキャンペーンもあるようです。
「ミツモア」に参加をしている店舗も多く、参加することへの制限はないようです。
チラシ集客について
記載なし
ゴミ屋敷バスター七福神は「汚部屋」に特化した便利屋です。
遺品整理と終活のお手伝いをする「遺品整理の七福神」を運営してきたからこそあるノウハウをもとに、近年増えつつある「汚部屋」の清掃のスペシャリストとしての活動が可能になります。
本部からの紹介
本部の『専門のWEB集客部門』によってWEB集客が行われ、本部から加盟店に紹介がいくので安心です。
WEB集客について
WEB制作・システム導入費という費用が50万円かかりますが、WEB店舗ページの制作やオープン販促なども本部が行ってくれます。
「ミツモア」や「くらしのマーケット」といったプラットフォームに参加をしている店舗はありませんでした。
チラシ集客について
「紙販促とのメディアミックスも随時アドバイスさせていただきます。」という記載もあるので、チラシによる集客も見込めます。
本部からの紹介について
「家工房」の本部が行っているYouTubeでは、本部からの紹介は基本的に行っていないとお話がありました。※YouTubeひとすけチャンネルはこちら
その理由としては本部送客に依存しないフランチャイズになってほしいという願いがあるからだそうです。
WEB集客について
スタートパックという費用(363,000円)があり、開業支援費用(3日間)・HP作成費用と記載されています。
家工房のお客様用のサイトを見てみると、全国にある店舗の紹介や新しい店舗の紹介が掲載されており、「御用聞きメニュー」「事例紹介」「ブログ」とわかりやすい構成で、スマートフォンでも利用しやすいフォーマットです。
Googleビジネス、インスタグラム等、インターネットで私の店舗の家工房の仕事を皆様に確認していただけるようにしています。【公式サイトより引用】
こういった記載があるので、「ミツモア」や「くらしのマーケット」などのプラットフォームに参加することへの制限はないようです。
チラシ集客について
開業パック(1,540,000円/税込)にチラシ印刷/折込代10万部と記載があります。便利屋フランチャイズ6社のなかで最もチラシの部数が多いことがわかります。
(※参照:おうちの御用聞き「家工房」公式サイトのオーナーの声のページより)
このように、開業者の方の口コミを見ても、チラシのみで集客ができていることがわかります。チラシは地元に住んでいるファミリー層や主婦層、高齢者がターゲットなのでピッタリです。
一度の配布で反応がなくても、回を重ねるごとに認知度が高まる効果もあるので、便利屋を新聞広告チラシはとても相性がいいことがわかります。
便利屋フランチャイズはどこもWEB集客に力を入れています。また、加盟店ごとにSNSを使った集客をしている方も多いようです。
フランチャイズでは本部のホームページがあるからと安心してしまいがちですが、ブログやTwitterで連動すれば、どのような作業をしてくれるのかもわかるのでお客さんによいアピールになります。
フランチャイズ側がホームページを作っている所は多いですが、それをうまく活用するのかはオーナーの手にかかっています。
こういったツールを駆使して便利屋を運営したいという方は、自分で便利屋を開業するのもおすすめです。
MEO対策とはGoogleマップなどの地図検索エンジンで、自社の店舗やサービスが上位表示されるように最適化する取り組みのことです。
例えば、「近くの便利屋」と検索したとします。この時、Googleマップの上位に表示される便利屋は、多くの人に選ばれやすくなりますよね。これがMEO対策の効果です。
これは管理人が経営している便利屋の情報ですが、「便利屋 町田市」で検索するとこのように出てきます。
現在、急成長している「便利屋お助けマスター」や「お助け本舗」はこのMEO対策をしっかりされているところが多い印象です。
こちらは家工房のYouTubeチャンネルになります。この動画のなかで「9割方新聞の折り込みからのご依頼」といわれています。
高齢者の方をターゲットにしているということもありますが、新聞折り込み広告の強さを実感する内容です。
便利屋のフランチャイズを見てみると、チラシでの集客が目立ちます。オープンするに当たって、自社のブランド力や強みをアピールするにはチラシは大きく役に立ちます。
チラシの配布は開業する時の資機材費・販促費に含まれているところが多いようです。しかし、それでお客様の反応が悪かった場合、複数回のチラシ配布が必要になります。
そもそも、チラシを多くのお客様に見てもらうためには、どれくらいコストがかかるのか見ていきましょう。
便利屋の集客において、チラシが最も反応が早いツールであることは間違いありません。便利屋を実際に経営している管理人はチラシは、「5~10万枚まかなければ効果はない」と思っています。
とにかくコツコツとチラシを撒くことが一番です。これは、フランチャイズであってもなくても同じです。「チラシを配布しても反応がない・・・」と本部に相談しても、さらに本部からは「新聞折り込みチラシを追加しなさい」という答えしか返ってこない場合も。
こういった場合、チラシ代金と折り込み代金ばかりがかさみます。
新聞折り込みチラシの料金の相場
A5・B5 |
2.7~4.7円 |
---|---|
A4・B4 |
3.3~5.6円 |
A3・B3 |
4.6~9.7円 |
都市部では安く、都市部から離れた地域になるほど金額が上がる傾向にあります。地域によって細かく料金が違うので、開業地域をリサーチしてみてください。
例)30,000枚のチラシを配布する
チラシは1枚3円とすれば30,000×3円=90,000円
折り込み料金が2.7円なら30,000×2.7円=81,000円
合計 171,000円
チラシは1枚5円とすれば30,000×5円=150,000円
折り込み料金が3.3円なら30,000×3.3円=99,000円
合計 249,000円
新聞折り込みチラシの場合、これだけお金をかけて広告を打ち出して売り上げが出ても、事務所や様々な経費を差し引いてもプラスにならないこともあります。
チラシでの集客【ポスティング】について
自分の空き時間を使ってポスティングをするのであれば新聞折り込み料金はかかりません。フランチャイズの中には折り込み広告ではなく、ポスティング用のチラシを用意しているというところもあります。
開業してすぐで仕事の依頼が少ないのであれば、その空いた時間を使ってどんどんポスティングしていきましょう。
また、自分の足を使って地域の方にポスティングして回ると、どのような場所にどんな方が住んでいるかがわかります。また、直接手渡しすることで親近感をもってもらったり、地理がわかるので仕事に結びついた時に効率よく仕事をすることもできます。
インターネットの環境がない高齢者の依頼の多くは、新聞折り込みチラシやポスティングでの反応となるため、時間はかかりますが必要な手段です。
自分でポスティングをして地域を回ったなかで気づいたことを、次のチラシ作りに生かすこともできます。
ただし、ポスティングがNGのマンションやアパートもあるので、そういった方にはフリーペーパーや電話帳など別の方法での集客が必要です。
ご依頼の電話やメールにはなるべく早く、丁寧に対応しましょう。見積もりに行く際は、お客様の話をよく聞きニーズを正確に把握し、ニーズに合ったサービスを提案します。お客様にも分かりやすいように、提案内容を分かりやすく説明しましょう。
初めて利用されるお客様には、丁寧に説明を行い不安を解消することが大切です。作業中は、常に笑顔で接し、気持ちよく作業を進めることで好印象をのこしましょう。そして、約束した時間内に確実に作業を完了することで、お客様の信頼を得ることができます。
チラシやWEB広告を見て利用してくれた依頼者が満足してくれると、何度も利用してくれるようなリピーターになってくれます。
例を上げると、季節ごとに庭木の剪定や草むしりなど、繰り返し依頼してもらえます。リピーターを獲得すると、安定した売上があるだけでなく、企業の信頼性の向上にもつながるメリットもあるのです。
作業完了後も、お客様とのコミュニケーションを継続して、作業内容や料金について、質問があれば丁寧に説明します。トラブルが発生した場合は、迅速かつ誠実に対応しましょう。
作業完了後に、ご利用頂いたことにお礼の言葉を伝えます。次回利用時にお得な特典を用意したり、手書きのメッセージカードなどを添えるのもおすすめです。
お客様の情報をしっかりと管理することも大事です。過去の利用履歴を把握し、次回の提案に活かしましょう。また、イベントの告知やチラシのポスティングなど定期的に連絡を取りましょう。