おうちの御用聞き家工房と便利屋お助け本舗のフランチャイズの内容を比較します。どこの便利屋で開業しようかと迷っている方に向けて、最新の情報をまとめています。

家工房VSお助け本舗|便利屋フランチャイズどっちが良いか徹底比較

家工房VSお助け本舗

 

創業5年目で店舗数を急激に伸ばしている「おうちの御用聞き家工房」と、創業12年目で便利屋フランチャイズNo.1の店舗数を誇る「便利屋お助け本舗」。

 

この人気フランチャイズ2社を比較しました。

 

家工房VSお助け本舗|開業資金の比較

家工房は情報が公開されている6社のうち最も開業資金が高いフランチャイズです(※6社のうち「便利屋ベンリー」は開業資金が不明)。

 

管理人が調査を始めた2019年は190万円ほどで開業できていましたが、毎年値上げを繰り返しています。

 

その一方で、お助け本舗は全く開業資金の値上げを行っていません。

 

家工房 お助け本舗
加盟金 1,430,000円 104,762円
研修費 440,000円 73,333円
研修期間 10日間 3日間
資機材費 990,000円 817,143円
スタートパック 363,000円
保証金 300,000円
開業費合計 3,523,000円 995,238円

 

2社の開業費の差は250万円ほどあります。しかし、費用だけでフランチャイズを決めてしまうのはやめておきましょう。

 

研修や本部からのサポートなど、細かい情報を比較してみなければどちらが自分にあっているのかわかりません。

 

少しでも安く便利屋を開業したいという方はお助け本舗を選んでもよいですが、説明会に参加してフランチャイズのことをより理解して加盟することをおすすめします。

家工房VSお助け本舗|ロイヤリティの比較

フランチャイズではロイヤリティの支払いが必須です。

 

これはお店の名前を使わせてもらうことと、様々なノウハウやサポートを受けるために必要な経費と考えるとよいでしょう。

 

フランチャイズで便利屋を開業したい!という方の多くは未経験からの開業ということで、手厚いサポートが用意されています。そういった継続的なサポートの費用としてロイヤリティを支払うのです。

 

家工房 お助け本舗
ロイヤリティ 44,000円 52,380円
システム利用料 11,000円
合計 55,000円 52,380円

 

2社の差は2,620円と大きな差はありません。他のフランチャイズと比較しても5万円前後の所が多いようです。

 

便利屋に限らず多くのフランチャイズで、契約期間中に解約をしてしまうと違約金を払うことになります。「ロイヤリティの◯ヶ月」という所もあるので、契約前にもしもに備えてそういった情報も集めておきましょう。

 

関連記事:便利屋フランチャイズの競業避止義務|フランチャイズ脱退・独立

家工房VSお助け本舗|研修内容の比較

2社の研修で大きく違うのは研修期間です。

 

家工房は研修費がお助け本舗に比べて30万円ほど高いのですが、研修期間が7日間多いということがわかります。

 

未経験の方で便利屋を開業したいという方は研修を丁寧にしてくれる家工房がおすすめです。

 

家工房 お助け本舗
研修費 440,000円 73,333円
研修期間 10日間 3日間

 

おうちの御用聞き家工房

 

研修
研修の様子(公式サイト「フランチャイズ加盟店募集」ページより引用

 

開業前に10日間の研修が行われます。内容としては、クロスの貼り替え・パッキン交換・ハウスクリーニング関連(エアコンや浴室、台所などの清掃)の技術や知識といった基本的なメニューになります。

 

別のオーナーの店舗での研修という記載はありませんでしたが、オープン初日から3日間SV(スーパーバイザー)による同行サポートがあるのは魅力です。

 

自分が開業する地域に合わせたスーパーバイザーからのアドバイスは、とても学ぶことが多い3日間になるはずです。

 

便利屋お助け本舗

 

研修は渋谷区の本部事務所にて、営業・業務・事務作業等に関する研修が3日間行われるとホームページに記載があります。

 

他の店舗は1週間や10日間の研修が行われるので短いような気がしてしまいます。

 

しかし、「依頼の多くは日常生活での困りごとあので特別な技術が必要な作業はほとんどありません」という本部の考えによりこういう期間になっているようです。

家工房VSお助け本舗|開業条件の比較

こちらでは、開業までの細かい情報を記載します。

 

2社ともに自宅で開業できるので、事務所費を抑えたいという方にはおすすめです。

 

家工房 お助け本舗
開業費のローン
法人・個人での加盟
店舗の有無 無店舗OK 無店舗OK
副業としての開業
損害保険
契約期間 1年 3年
エリアの縛り

 

「便利屋お助け本舗」の公式サイトにはよくある質問のページがあり、テリトリーについてや作業中のトラブルの保証についても記載があり安心感があります。

 

特に、「お客様との間でトラブルがあった場合は顧問弁護士が対応致します」という記載があるのは、6社のなかでもお助け本舗だけです。

 

家工房は特に記載はないので、説明会で質問しましょう。

家工房VSお助け本舗|店舗数の比較

お助け本舗は関東での人気が高く、店舗同士で顧客の取り合いにならないか心配です。

 

あまり密集してしまうとそういった心配もありますが、公式サイトには「営業テリトリー(商圏)は、人口10万人/5万世帯を目安に1店舗としています」という記載はあります。

 

家工房はテリトリーの記載はありません。

 

家工房 お助け本舗
北海道・東北 23 8
関東 71 151
信越・北陸 15 10
東海 31 29
関西 52 46
中国 10 4
四国 5 1
九州・沖縄 25 17
合計 232店舗 266店舗

 

ちなみに、家工房の店舗数は現在がもっとも多く、お助け本舗は2022年の276店舗がもっとも多く現在減少傾向にあります。

 

管理人が調査した2021年からの店舗数の調査データを紹介します。家工房は2018年に設立された、便利屋フランチャイズの中でも比較的あたらしい企業です。

 

家工房 お助け本舗
2020年 78 230
2021年 136 272
2023年 232 266

 

家工房は数年で、2011年に設立された便利屋お助け本舗に追いつく勢いです。

家工房VSお助け本舗|集客方法の比較

おうちの御用聞き家工房の集客

 

WEB集客について

 

スタートパック(363,000円/税込)があり、HP作成費用が含まれていると記載されています。

 

家工房のお客様用のサイトを見てみると、全国にある店舗の紹介や新しい店舗の紹介が掲載されています。顔写真・住所・店長のお名前とそれぞれの店舗へのリンクがあります。「御用聞きメニュー」「事例紹介」「ブログ」とわかりやすい構成で、スマートフォンでも利用しやすいフォーマットです。

 

チラシ集客について

 

家工房

 

開業パック(990,000円/税込)にチラシ印刷/折込代10万部と記載があります。便利屋フランチャイズ6社の中で最も多い部数です。

 

開業支援があるので開業前のチラシの配布から、電話の対応、見積もりなどもスーパーバイザーと同行してもらうことができるので安心です。他社との違いはお礼状やニュースレターといった一度利用した方へのフォローも充実している所にあります。

 

便利屋を大きく発展させえるためにはリピーターという役割が非常に重要です。これは家工房の本部である株式会社HITOSUKEが様々なフランチャイズ事業を展開しているので、多くのフランチャイズビジネスのノウハウがあるからだといえます。

 

開業後に集客方法で困った場合は、本部にいつでも聞くことができます。そして、他の店舗の方と定期的に研修を受けることもできるので、集客についてはもちろん、作業や接客についても他の店舗の良いところを学ぶことができます。

 

  • 折込チラシも自分ではポスティングせず、全部本部にお任せです。折込チラシでの集客だけで、十分に依頼がきます。
  • チラシを活用した周知活動がメインで、過去のお客様からのリピートや紹介が全体の半数以上になります。

 

(※参照:おうちの御用聞き「家工房」公式サイトのオーナーの声のページより

 

このように、開業者の方の口コミを見ても、チラシのみで集客ができていることがわかります。チラシは地元に住んでいるファミリー層や主婦層、高齢者がターゲットなのでピッタリです。

 

一度の配布で反応がなくても、回を重ねるごとに認知度が高まる効果もあるので、便利屋を新聞広告チラシはとても相性がいいことがわかります。

 

便利屋お助け本舗の集客

 

開業するときに、販促・書類一式で817,143円かかります。その中には、こうした集客に必要なアイテムが用意されています。

 

  • その中に、ホームページ(PC・スマホ・携帯)制作
  • 営業ツール一式、販促物一式
  • 印刷物一式(チラシ大小各1万枚含む)

 

WEB集客について

 

「便利屋 お助け本舗」で検索を行うとすぐにお住まいの地域のページにたどり着くことができます。わかりやすい料金体系なので、どんな年代の方でも利用しやすいようです。

 

本部のホームページに来た問い合わせは加盟店へ振り分けてくれるそうなので、個人の店舗以外からのお仕事がくるのも良いシステムです。

 

チラシ集客について

 

集客アイテムとしてこのようなチラシも用意されており、テレビやラジオ、雑誌、WEB広告などにも露出しているので、チラシを手にした方が、「あっ!きいたことある!」と感じる方も多いようです。

 

開業後も本部がしっかりとバックアップしてくれるので、初心者の方も安心して開業することができます。

家工房とお助け本舗はどんな方におすすめ?

家工房がおすすめな方

  • しっかりと研修を受けて開業したい未経験の方
  • 他の店舗とのつながりをもって便利屋を経営したいという方

 

家工房をおすすめしない方

  • 初期投資を安くしたい方
  • 本部のミーティングやオーナー会などの集まりに参加したくない方

 

家工房はここ数年で急激に店舗数を伸ばしているため、どのような方でも安定した経営が出来ているように見えます。しかし、店舗数を定期的に見ていくと閉店している店舗もあるので、誰しもがうまくいく訳ではありません。

 

開業する店舗が増えているのは、家工房のシステムによって安定した経営ができているのはもちろん、開業者の努力があるという事も忘れてはいけません。

 

お助け本舗がおすすめの方

  • 便利屋での修行の経験があり、ある程度の作業に自信がある方
  • 初期投資を安くして、最短で便利屋になりたい方

 

お助け本舗をおすすめしない方

  • 丁寧な研修を希望している方
  • 他業種などから未経験で開業を希望している方

 

お助け本舗の開業店舗は減少傾向にありますが、関東での人気は高いままです。開業者を募集するサイトには「本部からのサポートがある」という記載はありますが、細かい記載はないので説明会でぜひお尋ねください。

 

 

  • おうちの御用聞き家工房
  • おうちの御用聞き家工房
  • 全国に232店舗ある人気フランチャイズ
  • 開業資金 3,523,000円

 

どの便利屋か迷っているなら

サイト運営者の株式会社ウェブグロースの代表取締役の堀場です。町田市の地域密着の便利屋困りごと解決本舗の創業者でもあります。

 

もともとウェブ集客や集客全般が得意だったので、そこまで困らずにスタートアップすることができました。これから開業しようと考えている方は、私が便利屋についてビジネス目線で語ったnoteがあるので、もしよかったら読んでみてください。

 

この記事は実際に便利屋を0からはじめてみて、実際にやってみた経験や自分が思った素直なことをまとめてみました。

 

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