高齢者のお客様をターゲットにした便利屋を開業したいという方が増えています。現役の便利屋が、どのようなサービスを提供していくとよいのか、様々な情報をまとめました。高齢者はこれから増えていくので、必要なサービスなのでおすすめします。介護保険サービスでは充分でないという方のために、困りごとをサポートしていくことになります。

高齢者向け便利屋の開業はおすすめ|提供できる高齢者サービスについて

高齢者

 

便利屋を利用する方の多くは高齢者の方ですが、便利屋と高齢者サービスの組み合わせを行う便利屋も増えています。

  • 急な仕事で家族の介護の対応ができない
  • 自分が具合が悪く家族の通院に付き添えない
  • 仕事と介護で疲れているので休みがほしい

 

こんな時に、介護保険サービスでは対応できない場合もあります。介護する方、介護される方の困りごとをサポートしていく便利屋のサービスを紹介していきます。

 

 

高齢者向け便利屋の開業方法

フランチャイズで開業する方法

 

便利屋フランチャイズの多くは高齢者をターゲットとして経営していくので、問題なく開業することができます。

 

大手フランチャイズの「家工房」は、電球交換や庭木の剪定などといった、「おうちの御用聞き」からリフォームといった大きな仕事を受注できるとしています。

 

関連記事:高齢者向けの便利屋のフランチャイズ>>

 

自分が行っている事業にプラスして開業する方法

 

「介護タクシー」+「救援事業(便利屋タクシー)」

 

介護タクシーを経営している方は、通院の付き添い、薬・書類の受け取りおよびお届け代行、日用品、食料品等のお買い物の代行などを行う、介護タクシー事業者が行う救援事業(便利屋タクシー)がおすすめです。「救援事業の業務遂行のために走行する場合はタクシーメーターを使用しない」、「「救援」の表示をすること」など、細かい決まりはあります。詳しい内容はこちら:国土交通省「タクシー事業者が行う救援事業等について」>>

 

「デイサービス」+「便利屋サービス」

 

デイサービスや訪問介護などの介護サービスを行う事業者の方が便利屋のサービスを行うことも増えています。介護保険が認定されないという方のサポートや、介護保険ではまかなえない困りごとを解消したり、特に生活支援が行えるので利用者の方は喜ばれているそうです。

 

関連記事:便利屋と相性がいいフランチャイズ

 

自分で開業する方法

 

ホームヘルパーや介護士などの資格をもつ人が個人で便利屋を開業して、介護保険のサービスでできなかったことをやっていきたい!と開業される方がいます。

 

管理人が運営しているコミュニティの中にも、介護関連に特化した便利屋さんが増えています。興味がある方や、これから、高齢者をサポートする便利屋を経営したいという方はぜひ参加して、もう事業を行っている方に色々と教えてもらうのもおすすめです。

 

コミュニティに参加される方は、コミュニティ内の注意事項をよく読んでご参加ください。

 

ラインオープンチャットの「介護関連に特化した便利屋さんのコミュニティ」です

 

高齢者ビジネスとして地域貢献している便利屋さんの中には、介護関連の業務を行っている方が増えています。

 

ちょっとしたお出かけや庭の手入れなど、介護保険のサービスでは利用できないようなことを、相談したり気軽に頼めるということで便利屋が注目されています。このようなサービスはこれから増えていくので、今実践している方にどのようなサービスを提供しているのか情報交換ができるコミュニティです。

 

現在90名ほどの参加者の方が情報交換しています。コミュニティについての詳しい記事はこちら>>

 

便利屋+介護事業コミュニティ【情報交換】

 

介護保険外サービスとは?

離れて暮らす親御さんが心配だけど、コロナ禍となり実家になかなか帰れないという方が増えています。

 

高齢のお一人暮らしの方も増加傾向にあり、介護保険が認定されないという方、介護保険ではまかなえない困りごとなどを解決してほしいという方もいます。

 

そういう方の生活援助サービスを便利屋で行うことで、高齢者の方やご家族をサポートしていくことができます。

 

介護保険ではできない高齢者サービス例

  • 植木の手入れ、草むしり等の園芸
  • 家具移動、電気製品の設置、電球交換
  • 入退院時のお手伝い
  • 大掃除、室内外の修理、簡単な大工仕事
  • 安否確認や見守り等のお手伝い、話し相手など
  • 不用品処分等のお手伝い(遺品整理、生前整理)
  • 買い物、小旅行の付き添い
  • 犬の散歩等のペットの世話

 

医療・看護などの行為はできません。また、介護事業所ではありませんので介護保険は適用されません。

 

特に、見守りや話し相手といったサービスは、依頼された方(お子様など)にご様子をメール(PC又は携帯)するまでをセットにしたりすると喜ばれます。

 

様々なお手伝いを行い信頼関係を気づくことで、さらに口コミでご近所の方に利用者が増えたり、便利屋ならではのフットワークの軽さが生きていきます。

高齢者向けの便利屋のフランチャイズ

高齢者の方を対象とした便利屋を「御用聞きビジネス」と表現して、集客を行っているフランチャイズが増えています。副業としてという方や脱サラして始める方も多く、既存の事業と組み合わせをして行うという方も多いようです。

 

家工房

 

大手フランチャイズの「家工房」は、電球交換や庭木の剪定などといった、「おうちの御用聞き」からリフォームといった大きな仕事を受注できるとしています。

 

おうちの御用聞き家工房加盟金・ロイヤリティ・研修・サポート・評判>>

 

【家事処】生活支援サポート

 

そういった高齢者の方の困りごとを解決するために、生活支援サービスを提供するフランチャイズが家事処です。

 

内容としてはエアコンクリーニングや、不用品回収、遺品整理といった便利屋的な業務もありますが、生活ケアや身体ケアといった介護業務的な要素もあります。

 

関東・東海・関西築で10加盟店限定での募集なので気になった方はお早目にどうぞ。

 

開業資金 197万円
ロイヤリティ 33,000円 プラス広告分担金5,500円・システム利用料2,200円が必要です。

家事処の詳細はこちら>>

 

\公式サイトはこちら/

家事処

 

【株式会社リール|代理店】高齢者向け御用聞き事業

 

高齢者の方の要望が多い、排水管クリーニング・エアコンクリーニングなどの研修を受けて開業をするというシステムです。初心者でも安心して開業できる研修もサポートも充実しています。

 

開業資金 0万円 ~ 87.8万円 ※開業スタイルによって差がある
ロイヤリティ 0円 ※エリア代理店はサポート費用&Ag+除菌消臭材の購入費用として月額¥27,500(税込)が必要

 

株式会社リールの開業プランはこちら※フランチャイズ支援サイト「アントレ」に飛びます>>

 

 

 

「くらしのパートナー」シニアの相談役

 

生活支援サービス(買い物代行・通院サポート・スマホ予約代行など)を行い、40種類以上のシニア向けサービスと結びつけていくような流れです。サービス例:老人ホーム紹介・相続支援(終活支援)・行政手続き代行・宅配弁当・光熱費の見直し・遺品整理

 

開業資金 60万円
ロイヤリティ 5万円(月額固定)

 

「くらしのパートナー」の開業プランはこちら※フランチャイズ支援サイト「フランチャイズ比較ネット」に飛びます>>

 

便利屋と相性がいいフランチャイズ

もうすでに便利屋を経営している方や、便利屋を経営しているけれど他社と差別化したいと考えている方は、他のフランチャイズと組み合わせをする方法もおすすめです。

 

フランチャイズの中には、副業で開業できるものや、今行っている事業の新規商材として追加できるものがあります。その中でも、下記で紹介するものは、便利屋と相性がよいのでおすすめです。

 

便利屋との相性がよい理由

  • 相談を受けうることで何かしらのサービスにつなげることができる
  • どのような困りごとがあるのかリサーチすることができる

 

 

「nctコーポレーション株式会社」福祉用具レンタル

 

介護用ベッドや屋内用の手すり、車いすなどをレンタルする仕事です。主に在宅介護を受ける利用者向けの業務となります。未経験の方でも安心できるように、実地研修が行われケアマネージャーとのやり取りの仕方や、必要書類の書き方などしっかりとノウハウを学ぶことができます。

 

このビジネスは法人設立が必須となりますが、本部がしっかりとサポートしてくれるので安心です。

 

開業資金 300万円
ロイヤリティ 5万5千円(月額固定)

 

「nctコーポレーション株式会社」の開業プランはこちら※フランチャイズ支援サイト「アントレ」に飛びます>>

 

 

 

「ワントップ」老人ホーム紹介ビジネス

 

老人ホームに入りたい方と、老人ホームとをマッチングさせる、今注目の「老人ホーム紹介事業」です。全国No.1の紹介店舗数を誇り、加盟したその日から老人ホーム検索管理システム「ワントップケア」を利用して業務を行うことが可能です。研修はもちろん、マニュアルやパンフレットも充実しています。

 

開業資金 10万円~
ロイヤリティ 5万円(月額固定)
その他 HP運営費用・1万円 / 成約時サポート費・売上の5%~

 

「ワントップ」の開業プランはこちら※フランチャイズ支援サイト「フランチャイズの窓口」に飛びます>>

 

 

 

「ライフアシスト」老人ホーム紹介代理店

 

老人ホーム紹介管理システム「アシスト」を使用して、希望内容から老人ホームを検索して提案するサービスです。住所・料金・医療行為などから老人ホームを絞り込むことが出来、空室があるかどうかの確認もできるため、スムーズな運営が可能です。

 

開業資金 プラン①100万円 / プラン②40万円
システム利用料 プラン①:3万円/人 : プラン②:6万円/人
サポート手数料 売上金額の30%

 

「ライフアシスト」の開業プランはこちら※フランチャイズ支援サイト「フランチャイズの窓口」に飛びます>>

 

気を付けて!このサービスは違法です!

弁護士ドットコムというサイトは弁護士の先生に、様々な質問をすることができます。※引用サイトはこちらhttps://www.bengo4.com/

 

便利屋を開業している方、また、これからこういう便利屋をしようと考えている方が質問をしているので、ぜひ参考にしてください。

 

送迎でお金をとることは違法?

便利屋への依頼で年配のご婦人から、買い物と老人ホームに入所している旦那様の所へ面会に連れて行って欲しいという依頼なのです。車で連れて行って欲しいとの事ですが、車で連れて行くと白タク扱いになるのでしょうか?

 

白タクとは国の許可がない状態で、運送業を行う違反タクシーのことです。お金をもらってお客様を送迎するということは、白タク行為となる可能性が高いのでやめておきましょう。発覚すれば、『3年以下の懲役または300万円以下の罰金』になります。

 

本当に困っているお客様にお願いされたら断りにくいですがこれは違法です。もしも車に乗せて事故にでもあってしまったら、問題はさらに大きくなってしまいます。トラブルを防ぐためにもそういったお願いはできないと、あらかじめ説明しておくのもよいでしょう。

 

「高齢者や障害者向けの車送迎を個人で始めたいのですが、何から着手すればいいのでしょうか?」というように、Yahoo!知恵袋にも同様な質問が掲載されています。高齢者サービスをはじめる前に、様々な情報を集めることはおすすめです。※参考ページはこちらhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1347382353

便利屋の高齢者サービスを利用した方の声

誰に頼んでいいのかわからないという高齢者の方からの依頼はもちろん、遠方に住む家族からの依頼もあります。利用した方の口コミを見ると便利屋の高齢者サービスはとても喜ばれています。

 

お助けサービスさんを知りあいから紹介してもらいましたが、私自身、足が不自由なことがあり車イスでの散歩や買い物に付き合って頂いて助かります。

 

息子は地方に住んでおり急な事は頼めません。できないことはこれまで我慢していましたが、頼める人ができたことで生活が変わりました。ありがとうございます。

 

引用:便利屋お助けサービスを利用された方の口コミhttps://otasuke110.jp/service-list/kaigo/

母親の転院に自分がついていけないので、愛知の病院まで一緒に付き添ってあげてほしい依頼しました。今日は、ありがとうございました。明るくて優しいスタッフさんでした。母が大変喜んでいたとお伝えください。またお願いします。

 

引用:クライアントパートナーズを利用された方の口コミhttps://www.clientpartners.jp/service/00840.html

一人暮らしだが、先日転んで怪我をしてしまい、車椅子生活になった。思うように動けず、長い間自宅に引きこもっており、気が滅入っている。久しぶりに外出して楽しみたいので、介助をしながら楽しくお話してくれるスタッフさんをお願いしたい。

 

誰に頼んで良いかわからず、大変困っていたので、一緒に楽しく外出してくれるサービスにはとても救われました。車椅子の介助をお願いしながらなので、こちらも気を遣ってしまうかと思ったのですが、そんなことを考える暇がないくらい楽しませていただきました。

 

引用:クライアントパートナーズを利用された方の口コミhttps://www.clientpartners.jp/service/00840.html

 

こうした便利屋で高齢者サービスを提供している方は、「介護福祉士の資格を持つスタッフ」がいたり、「車椅子の介助経験のあるスタッフ」がいたりします。

 

もちろん、介護のサービスの提供ではないので、資格はいりません。しかし、ないよりもあった方が利用者の安心感も高まります。介護職員初任者研修は受験資格もありません。介護の基本的な部分を勉強するためにも、持っておくことをおすすめします。※参考サイト:介護資格の種類と職業https://www.acpa-main.org/kaigoshikaku.html

必要な時に家族に代わって寄り添そう関係

高齢者のサービスは様々な種類があり、介護サービスやボランティア、住民主体の相助活動だけでは限界があります。しかし、高齢者をターゲットとした詐欺なども増えていく中でどうしたらよいのでしょうか?

 

現役の便利屋としてお伝えしたいのは、まずはお客様に信用してもらいましょうということです。

 

私が便利屋についてビジネス目線で語ったnoteがあるので、もしよかったら読んでみてください。この記事は実際に便利屋を0からはじめてみて、実際にやってみた経験や自分が思った素直なことをまとめてみました。

 

\noteはこちら/

便利屋

 

高齢者の方で利用される方の多くはネットではなく、顔写真入りのチラシからの反応が多いようです。いちど利用してもらうとそこからはリピーターなってくれることも多く、ご友人を紹介してもったりもします。

 

依頼していただくという事は、誰かにお願いしたい困りごとがあるということです。人手が必要な時に、家族に変わって寄り添うことができるという事が便利屋ができる高齢者サービスだと感じます。

 

便利屋は柔軟なサービスを提供することができるうえに、サービスの時間や頻度も調整できるため、高齢者のライフスタイルに合わせることができます。また、便利屋は地域に密着しているため、高齢者が地域に根ざした生活を継続するためのサポートを提供できます。

 

また、高齢者施設やケアマネジャーさん、自治体からの需要も高く、誠意をもって仕事し信用を積み重ねていくと、新しいお仕事やご紹介をいただけるようになります。お客様ファーストを徹底することで感謝され、リピートに繋がります。

 

開業した地域の高齢の方の生活をサポートしていきましょう!

便利屋コミュニティ