お年寄りの増加で「便利屋」の需要が急拡大しています。
こんな時に、介護保険サービスでは対応できない場合もあります。介護する方、介護される方の困りごとをサポートしていく便利屋の業務を紹介していきます。
お年寄りだけの世帯や、お年寄りのお一人暮らしの方も増加傾向にあります。
介護保険が認定されないという方、介護保険ではまかなえない困りごとなどを解決してほしいという方もいます。
そういう方の生活援助サービスを便利屋で行うことで、お年寄りの方やご家族をサポートしていくことができます。
介護保険ではできないサービス例
医療・看護などの行為はできません。また、介護事業所ではありませんので介護保険は適用されません。
どのフランチャイズもお年寄りの方が利用しやすいようにしてあります。どのフランチャイズで開業をしても問題はありません。
ポイントはお年寄りのお客様の場合は、WEBよりもチラシでの集客が効果的なので、開業時に本部が準備するチラシの枚数をチェックしましょう。
便利屋お助け本舗 | 便利屋お助けマスター | おうちの御用聞き家工房 | |
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チラシ | 大小各1万枚 | 折込/3万部・A4/1万部 | 折込10万部 |
チラシの枚数の記載があるのは、フランチャイズ6社のうちの半分の3社でした。家工房は高齢者向けの便利屋に特化しているので、チラシの枚数も多くおすすめです。
介護タクシーを経営している方は、通院の付き添い、薬・書類の受け取りおよびお届け代行、日用品、食料品等のお買い物の代行などを行う、介護タクシー事業者が行う救援事業(便利屋タクシー)がおすすめです。
「救援事業の業務遂行のために走行する場合はタクシーメーターを使用しない」、「「救援」の表示をすること」など、細かい決まりはあります。
詳しい内容はこちら:国土交通省「タクシー事業者が行う救援事業等について」>>
デイサービスや訪問介護などの介護サービスを行う事業者の方が便利屋のサービスを行うことも増えています。
介護保険が認定されないという方のサポートや、介護保険ではまかなえない困りごとを解消したり、特に生活支援が行えるので利用者の方は喜ばれているそうです。
ホームヘルパーや介護士などの資格をもつ人が個人で便利屋を開業して、介護保険のサービスでできなかったことをやっていきたい!と開業される方がいます。
管理人が運営しているコミュニティの中にも、介護関連に特化した便利屋さんが増えています。
興味がある方やお年寄りをサポートする便利屋を経営したいという方はぜひ参加して、もう事業を行っている方に色々と教えてもらうのもおすすめです。
ラインオープンチャットの「介護関連に特化した便利屋さんのコミュニティ」です。
高齢者ビジネスで地域貢献!ということで便利屋さんの中には介護関連の業務を行っている方が増えています。
ちょっとしたお出かけや庭の手入れなど、介護保険のサービスでは利用できないようなことを提供していきます。
介護関連のお仕事をしてきた方が開業するケースも増えており、介護保険外の部分を支えることができると注目です。
現役の便利屋である管理人は、複数のLINEのオープンチャットコミュニティを運営しています。
現在100名ほどの参加者の方が情報交換しています。LINEが使える方は簡単に参加できますのでどうぞご覧ください。
当サイトで紹介している便利屋フランチャイズは6社あります。その中で高齢者サービスに特化したものが「おうちの御用聞き家工房」です。
2021年6月の調査では95店舗を展開していましたが、2023年10月に調査を行うと232店舗まで増えています。急成長しているフランチャイズです。
1回30分程度の低価格帯の仕事(電球交換・建付け調整など)から、家のリフォームのような高価格帯の仕事までの依頼を受けることができます。
全国的に店舗が増えている状況であるため、お年寄り向けの便利屋として最も成功している形であることがわかります。
特化しているのは家工房だけではありません。ここで紹介する3社は高齢者サービスをメインにしているフランチャイズです。
お年寄りの困りごとを解決するために、生活支援サービスを提供するフランチャイズが家事処です。
内容としてはエアコンクリーニングや、不用品回収、遺品整理といった便利屋的な業務もありますが、生活ケアや身体ケアといった介護業務的な要素もあります。
関東・東海・関西築で10加盟店限定での募集なので気になった方はお早目にどうぞ。
開業資金 | 197万円 |
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ロイヤリティ | 33,000円 プラス広告分担金5,500円・システム利用料2,200円が必要です。 |
\公式サイトはこちら/
お年寄りの要望が多い、排水管クリーニング・エアコンクリーニングなどの研修を受けて開業をするというシステムです。
初心者でも安心して開業できる研修もサポートも充実しています。
開業資金 | 0万円 ~ 87.8万円 ※開業スタイルによって差がある |
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ロイヤリティ | 0円 ※エリア代理店はサポート費用&Ag+除菌消臭材の購入費用として月額¥27,500(税込)が必要 |
株式会社リールの開業プランはこちら※フランチャイズ支援サイト「アントレ」に飛びます>>
生活支援サービス(買い物代行・通院サポート・スマホ予約代行など)を行い、40種類以上のシニア向けサービスと結びつけていくような流れです。
サービス例:老人ホーム紹介・相続支援(終活支援)・行政手続き代行・宅配弁当・光熱費の見直し・遺品整理
開業資金 | 60万円 |
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ロイヤリティ | 5万円(月額固定) |
「くらしのパートナー」の開業プランはこちら※フランチャイズ支援サイト「フランチャイズ比較ネット」に飛びます>>
誰に頼んでいいのかわからないというご高齢の方からの依頼はもちろん、遠方に住む家族からの依頼もあります。利用した方の口コミを見るととても喜ばれています。
お助けサービスさんを知りあいから紹介してもらいましたが、私自身、足が不自由なことがあり車イスでの散歩や買い物に付き合って頂いて助かります。
息子は地方に住んでおり急な事は頼めません。できないことはこれまで我慢していましたが、頼める人ができたことで生活が変わりました。ありがとうございます。
引用:便利屋お助けサービスを利用された方の口コミhttps://otasuke110.jp/service-list/kaigo/
母親の転院に自分がついていけないので、愛知の病院まで一緒に付き添ってあげてほしい依頼しました。今日は、ありがとうございました。明るくて優しいスタッフさんでした。母が大変喜んでいたとお伝えください。またお願いします。
引用:クライアントパートナーズを利用された方の口コミhttps://www.clientpartners.jp/service/00840.html
一人暮らしだが、先日転んで怪我をしてしまい、車椅子生活になった。思うように動けず、長い間自宅に引きこもっており、気が滅入っている。久しぶりに外出して楽しみたいので、介助をしながら楽しくお話してくれるスタッフさんをお願いしたい。
誰に頼んで良いかわからず、大変困っていたので、一緒に楽しく外出してくれるサービスにはとても救われました。車椅子の介助をお願いしながらなので、こちらも気を遣ってしまうかと思ったのですが、そんなことを考える暇がないくらい楽しませていただきました。
引用:クライアントパートナーズを利用された方の口コミhttps://www.clientpartners.jp/service/00840.html
「介護福祉士の資格を持つスタッフ」がいたり、「車椅子の介助経験のあるスタッフ」がいた例にもなりますが、介護のサービスの提供ではないので資格は不要です。
しかし、ないよりもあった方が利用者の安心感も高まります。介護職員初任者研修は受験資格もありません。
介護の基本的な部分を勉強するためにも、持っておくことをおすすめします。
※参考サイト:介護資格の種類と職業https://www.acpa-main.org/kaigoshikaku.html
弁護士ドットコムというサイトは弁護士の先生に、様々な質問をすることができます。※引用サイトはこちらhttps://www.bengo4.com/
これから便利屋をしようと考えている方が質問をしているので、ぜひ参考にしてください。
便利屋への依頼で年配のご婦人から、買い物と老人ホームに入所している旦那様の所へ面会に連れて行って欲しいという依頼なのです。車で連れて行って欲しいとの事ですが、車で連れて行くと白タク扱いになるのでしょうか?
白タクとは国の許可がない状態で、運送業を行う違反タクシーのことです。
お金をもらってお客様を送迎するということは、白タク行為となる可能性が高いのでやめておきましょう。発覚すれば、『3年以下の懲役または300万円以下の罰金』になります。
困っているお客様にお願いされたら断りにくいですがこれは違法です。
車に乗せて事故にでもあってしまったら、問題はさらに大きくなってしまいます。トラブルを防ぐためにもそういったご依頼はできないと、あらかじめ説明しておくのもよいでしょう。
「高齢者や障害者向けの車送迎を個人で始めたいのですが、何から着手すればいいのでしょうか?」というように、Yahoo!知恵袋にも同様な質問が掲載されています。
※参考ページはこちらhttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1347382353
お年寄りのサービスは様々な種類がありますが、介護サービスやボランティア、住民主体の相助活動だけでは限界があります。
そのため、便利屋はさらなる成長が期待できるサービスと言えます。
全国的に便利屋の数が増えており、お年寄りの方たちの認知度も上がっています。
私が便利屋についてビジネス目線で語ったnoteがあるので、もしよかったら読んでみてください。この記事は実際に便利屋を0からはじめてみて、実際にやってみた経験や自分が思った素直なことをまとめてみました。
\noteはこちら/
お年寄りで利用される方の多くはネットではなく、顔写真入りのチラシからの反応が多いようです。いちど利用してもらうとそこからはリピーターなってくれることも多く、ご友人を紹介してもったりもします。
依頼していただくという事は、誰かにお願いしたい困りごとがあるということです。人手が必要な時に、家族に変わって寄り添うことができるのが便利屋ができる高齢者サービスだと感じます。
便利屋は柔軟なサービスを提供することができるうえに、サービスの時間や頻度も調整できるため、お年寄りのライフスタイルに合わせることができます。
また、便利屋は地域に密着しているため、お年寄りが地域に根ざした生活を継続するためのサポートを提供できます。
また、高齢者施設やケアマネジャーさん、自治体からの需要も高く、誠意をもって仕事し信用を積み重ねていくと、新しいお仕事やご紹介をいただけるようになります。
お客様ファーストを徹底することで感謝され、リピートに繋がります。開業した地域の高齢の方の生活をサポートしていきましょう。