おうちの御用聞き家工房と便利屋お助けマスターの2社のフランチャイズ情報を比較します。これから便利屋をやりたいと考えている方のために、細かい情報をまとめました。

家工房VSお助けマスター|便利屋フランチャイズどっちが良いか徹底比較

家工房VSお助けマスター

 

創業5年目で店舗数を急激に伸ばしている「おうちの御用聞き家工房」と、創業7年目でコツコツとフランチャイズ数を伸ばしている注目の「便利屋お助けマスター」。 このフランチャイズ2社を比較しました。

 

家工房は2021年から毎年値上げを繰り返しており、つい最近も50万円ほどの値上げが行われました 。

 

家工房VSお助けマスター|開業資金の比較

家工房は情報が公開されている6社のうち最も開業資金が高いフランチャイズです。便利屋お助けマスターは家工房の半額以下で開業することができます。

 

お助けマスターは初期費用を回収する期間は平均3ヶ月と記載がある一方で、家工房は10ヶ月ほどかかると記載されています。

 

家工房 マスター
加盟金 1,430,000円 330,000円
研修費 440,000円 330,000円
研修期間 10日間 10日間
資機材費 1,540,000円 660,000円
スタートパック 363,000円
保証金 300,000円 150,000円
開業費合計 4,073,000円 1,470,000円
資料請求 資料請求

 

2社の開業費の差は200万円ほどあり、加盟金の差が大きいようです。

 

しかし、費用だけでフランチャイズを決めてしまうのは良い選び方ではありません。研修や本部からのサポートなど、細かい情報を比較してみなければどちらがおすすめかわかりません。

家工房VSお助けマスター|ロイヤリティの比較

フランチャイズではロイヤリティの支払いが必須です。

 

これはお店の名前を使わせてもらうことと、様々なノウハウやサポートを受けるために必要な経費と考えるとよいでしょう。

 

家工房はロイヤリティにシステム利用料がプラスされた55,000円を毎月支払うことになります。

 

お助けマスターはロイヤリティだけで55,000円なので、月々の支払いは同じということになります。

 

家工房 マスター
ロイヤリティ 44,000円 55,000円
システム利用料 11,000円
合計 55,000円 55,000円

 

家工房の公式サイトには記載がありませんが、アントレというフランチャイズ支援サイトには「HP保守管理費2,750円(税込)」という新しい費用が足されています。

 

様々な費用が値上がり傾向にあるため、こういう支払い金額の動きは把握しておくことをおすすめします。

 

便利屋に限らず多くのフランチャイズで、契約期間中に解約をしてしまうと違約金を払うことになります。「ロイヤリティの◯ヶ月」という所もあるので、契約前にもしもに備えてそういった情報も集めておきましょう。

 

関連記事:便利屋フランチャイズの競業避止義務|フランチャイズ脱退・独立

家工房VSお助けマスター|研修内容の比較

2社の研修についての内容は違いますが研修期間は同じです。

 

家工房 マスター
研修費 440,000円 231,000円
研修期間 10日間 10日間

 

細かく内容を比較してみましょう。

 

おうちの御用聞き家工房

 

研修
研修の様子(公式サイト「フランチャイズ加盟店募集」ページより引用

 

開業前に10日間の研修が行われます。内容としては、クロスの貼り替え・パッキン交換・ハウスクリーニング関連(エアコンや浴室、台所などの清掃)の技術や知識といった基本的なメニューになります。

 

別のオーナーの店舗での研修という記載はありませんでしたが、オープン初日から3日間SV(スーパーバイザー)による同行サポートがあるのは魅力です。

 

自分が開業する地域に合わせたスーパーバイザーからのアドバイスは、とても学ぶことが多い3日間になるはずです。

 

便利屋お助けマスター

 

研修
技術研修の様子(公式サイト「フランチャイズ加盟店募集」ページより引用

 

開業前に10日間の研修が行われます。内容としては、庭仕事1日・DIY2日・買取0.5日・ハウスクリーニング1日・エアコン洗浄1日・実店舗研修4日・火災保険0.5日といったもので実際に使える技術や知識になります。

 

お助けマスターは実際に経営をしているオーナーの方の店で4日間研修を受けることができます。

 

他にも、不用品の買取や火災保険についての知識など、他のフランチャイズにはない研修がそろっているのが魅力です。

家工房VSお助けマスター|開業条件の比較

こちらでは、開業までの細かい情報を記載します。

 

2社ともに自宅で開業できるので、事務所費を抑えたいという方にはおすすめです。

 

家工房 マスター
開業費のローン
法人・個人での加盟
店舗の有無 無店舗OK 無店舗OK
副業としての開業
損害保険
契約期間 1年 1年
エリアの縛り

 

こちらの情報をすべて公開しているのは便利屋お助けマスターのみです。

 

お助けマスターは損害保険があるので、お客様と何かしらのトラブルがあった場合でも安心です。家工房は特に記載はないので、説明会で質問しましょう。

家工房VSお助けマスター|店舗数の比較

お助けマスターは家工房と比較すると、お助けマスターはまだ店舗数は少ないので、これからの便利屋だという事がわかります。

 

家工房は営業テリトリーについての記載はありませんが、お助けマスターについては「65歳以上の方25,000人前後に1店舗」という記載があります。

 

※2024年7月調査情報

家工房 お助けマスター
北海道・東北 25 1
関東 81 5
信越・北陸 17 2
東海 37 6
関西 55 28
中国 10 9
四国 8 1
九州・沖縄 27 6
合計 260店舗 58店舗

 

家工房の店舗がない都道府県は3つと便利屋フランチャイズの中で最も全国に広がっています。

 

家工房 お助けマスター
2020年 78
2021年 136
2022年 177
2023年 232 28
2024年 260 58

 

お助けマスターは最近伸びてきた会社なので2021年以前のデータがありません。

 

2社ともにどんどん店舗数を増やしている勢いがある会社なのでおすすめします。

家工房VSお助けマスター|集客方法の比較

家工房 お助けマスター
資機材・販促費 99万円/36万 66万円
WEB制作
本部紹介
チラシ 折込10万部 折込/3万部・A4/1万部

 

おうちの御用聞き家工房の集客

 

「家工房」の本部が行っているYouTubeでは、本部からの紹介は基本的に行っていないとお話がありました。※YouTubeひとすけチャンネルはこちら

 

その理由としては本部送客に依存しないフランチャイズになってほしいという願いがあるからだそうです。メインはチラシでの集客となります。

 

WEB集客について

 

スタートパック(363,000円/税込)があり、HP作成費用が含まれていると記載されています。

 

家工房のお客様用のサイトを見てみると、全国にある店舗の紹介や新しい店舗の紹介が掲載されています。顔写真・住所・店長のお名前とそれぞれの店舗へのリンクがあります。「御用聞きメニュー」「事例紹介」「ブログ」とわかりやすい構成で、スマートフォンでも利用しやすいフォーマットです。

 

チラシ集客について

 

家工房

 

開業パック(1,540,000円/税込)にチラシ印刷/折込代10万部と記載があります。便利屋フランチャイズ6社の中で最も多い部数です。

 

開業支援があるので開業前のチラシの配布から、電話の対応、見積もりなどもスーパーバイザーと同行してもらうことができるので安心です。他社との違いはお礼状やニュースレターといった一度利用した方へのフォローも充実している所にあります。

 

便利屋を大きく発展させえるためにはリピーターという役割が非常に重要です。これは家工房の本部である株式会社HITOSUKEが様々なフランチャイズ事業を展開しているので、多くのフランチャイズビジネスのノウハウがあるからだといえます。

 

開業後に集客方法で困った場合は、本部にいつでも聞くことができます。そして、他の店舗の方と定期的に研修を受けることもできるので、集客についてはもちろん、作業や接客についても他の店舗の良いところを学ぶことができます。

 

  • 折込チラシも自分ではポスティングせず、全部本部にお任せです。折込チラシでの集客だけで、十分に依頼がきます。
  • チラシを活用した周知活動がメインで、過去のお客様からのリピートや紹介が全体の半数以上になります。

 

(※参照:おうちの御用聞き「家工房」公式サイトのオーナーの声のページより

 

このように、開業者の方の口コミを見ても、チラシのみで集客ができていることがわかります。チラシは地元に住んでいるファミリー層や主婦層、高齢者がターゲットなのでピッタリです。

 

一度の配布で反応がなくても、回を重ねるごとに認知度が高まる効果もあるので、便利屋を新聞広告チラシはとても相性がいいことがわかります。

 

便利屋お助けマスターの集客

 

WEB集客について

 

資機材費(550,000円(税込))の中にホームページ制作代が含まれています。

 

チラシ集客について

 

資機材費(550,000円(税込))の中にチラシやパンフレットの費用も含まれています。チラシやテレビといった情報は、インターネットを使わない高齢者のところへも届きやすく、本当に困っているからこそ利用してくれます。

家工房とお助けマスターはどんな方におすすめ?

家工房がおすすめな方

  • しっかりと研修を受けて開業したい未経験の方
  • 他の店舗とのつながりをもって便利屋を経営したいという方

 

家工房をおすすめしない方

  • 初期投資を安くしたい方
  • 本部のミーティングやオーナー会などの集まりに参加したくない方

 

家工房はここ数年で急激に店舗数を伸ばしているため、どのような方でも安定した経営が出来ているように見えます。しかし、店舗数を定期的に見ていくと閉店している店舗もあるので、誰しもがうまくいく訳ではありません。

 

開業する店舗が増えているのは、家工房のシステムによって安定した経営ができているのはもちろん、開業者の努力があるという事も忘れてはいけません。

 

お助けマスターがおすすめな方

  • 初期投資を安くして開業したい方
  • 便利屋業と一緒に不用品の買取も行いたいという方

 

お助けマスターをおすすめしない方

  • まだ店舗数の少ないフランチャイズだから心配という方
  • もっと多くの技術が研修で受けたいという方

 

他のフランチャイズでは記載がない買取についてですが、

 

お客様から購入した不用品は本部が買い取り、最短当日に入金させていただきます。必須ではございませんのでネット出品等、ご自身で販売して頂く事も可能です。

 

こういった記載もあるので、便利屋に売上にプラスして買取販売の利益を上げることも可能です。

 

そのため普通の便利屋、不用品買取業者、清掃業者とも違う魅力を出すこともできるということになります。

 

 

  • おうちの御用聞き家工房
  • おうちの御用聞き家工房
  • 全国に232店舗ある人気フランチャイズ
  • 開業資金 3,523,000円

 

どの便利屋か迷っているなら

サイト運営者の株式会社ウェブグロースの代表取締役の堀場です。町田市の地域密着の便利屋困りごと解決本舗の創業者でもあります。

 

もともとウェブ集客や集客全般が得意だったので、そこまで困らずにスタートアップすることができました。これから開業しようと考えている方は、私が便利屋についてビジネス目線で語ったnoteがあるので、もしよかったら読んでみてください。

 

この記事は実際に便利屋を0からはじめてみて、実際にやってみた経験や自分が思った素直なことをまとめてみました。

 

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