フランチャイズでは収支モデルの情報が公開されています。ここでは3つの便利屋フランチャイズを例に儲かるのか?という疑問を現役の便利屋経営者が解説します。
先に結論を言うと、儲かるか、儲からないかは開業者しだいです。
フランチャイズは「儲かっている」からこそ、継続・拡大していることがわかります。
フランチャイズと個人での開業も比較して見ていきましょう。
2016年に開業した便利屋です。コツコツと加盟店を増やしており、7年で30店舗ほど全国で開業しています。Google検索1位の集客力があり、安定した集客が見込めます。
初期費用を回収する期間は平均3ヶ月。開業初月に売上200万円を突破した店舗もあるそうです。
お助けマスターはお客様の不用品の買取サービスがあるので、便利屋に売上にプラスして買取販売の利益を上げることも可能です。
開業費合計 | 1,470,000円 |
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ロイヤリティ | 55,000円(月額) |
店舗数 | 28店 |
お助けマスターのホームページに添付されている収益モデルです。(参考資料:お助けマスター公式サイト収益モデルのページ)
安定した収益モデル【開業3か月目、1名での営業 依頼件数30件】
売上 | 870,000円 |
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資材費 | 174,000円 |
電話代 | 3,000円 |
ロイヤリティ | 55,000円 |
その他 | 36,696円 |
営業利益 | 601,304円 |
2018年設立。2021年6月の調査では95店舗を展開していましたが、2023年10月に調査を行うと232店舗まで増えており、ここ5年ほどで急成長していることがわかります。
無店舗からバイク1台での経営も可能で、サポートが整っているので未経験の方も安心して開業することができます。
開業費合計 | 4,073,000円 |
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ロイヤリティ(月額) | 44,000円(+システム費11,000円) |
店舗数 | 232店舗 |
家工房のホームページに添付されている収益モデルです。(参考資料:家工房公式サイト収益モデルのページ)
直営店の収支モデル(2019年3月のもの)
項目 | 費用 |
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売上 | 3,282,899円 |
材料費・外注費 | 1,619,000円 |
家賃・光熱費 | 31,791円 |
人件費 | 280,209円 |
チラシ折込代 | 199,935円 |
ガソリン代 | 51,840円 |
電話代 | 15,193円 |
その他経費 | 11,722円 |
合計 | 1,073,209円 |
2023年12月に開業したおうちの御用聞き家工房フランチャイズの加盟店さん全店舗の2024年1月度の売上高を公開!実質開業初月といわれる2ヶ月目の売上高をご覧ください!
こちらの動画をざっくり解説すると、12月に開業した4店舗の平均の売上高は14万円とのことです。他にも家工房フランチャイズYouTubeチャンネルでは売上高のベスト10や実積の公開を行っています。
無店舗・無在庫・無資格・未経験でも開業できる、「便利屋お助け本舗」は便利屋のなかでも広告塔に舞の海さんがいるため、認知度が高いのが特徴です。
開業資金も100万円程度なので、初期投資にあまりお金をかけたくない人に特におすすめです。
開業費合計 | 995,238円 |
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ロイヤリティ | 52,380円(月額) |
店舗数 | 273店 |
便利屋お助け本舗の月次利益モデル(経営者1名の場合)の例です。(参考資料:フランチャイズ比較.net「便利屋お助け本舗」のページ)
月間売上※税別価格
項目 | 売上 |
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お掃除・片付け | 178,500円 |
家具・荷物の移動 | 165,000円 |
代行業務 | 117,500円 |
引っ越し手伝い | 103,500円 |
庭仕事 | 73,500円 |
不用品処分お手伝い | 132,000円 |
家具の組み立て | 66,000円 |
その他 | 89,000 |
売上合計 | 925,000円 |
月間経費※税別価格
項目 | 費用 |
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ロイヤリティ | 50,000円 |
車両費・燃料費 | 40,000円 |
宣伝広告費 | 30,000円 |
消耗品費 | 20,000円 |
その他 | 20,000円 |
合計 | 160,000円 |
月間利益※税別価格
765,000円
便利屋お助け本舗は開業資金が安く、このように安定した売上があれば初期投資も早く回収できることでしょう。
1日の平均として、労働時間は5.4時間、作業件数は3.7件、売り上げは約3.9万円が平均となります。
稼働数を25日とすると1ヶ月で97万円前後の売上げとなります。
フランチャイズ便利屋の年収は、平均450万円程度と言われています。
しかし、100万円程度から1,000万円以上と幅があります。収入に差が生まれる理由として、顧客数の違いであったり、依頼される案件ごとの単価の違い、地域差や経営努力が上げられます。
研修や本部からのサポートなどがある一方で、初期投資の回収までに時間がかかります。フランチャイズの初期費用によっても違いますが、1年ほどかかる所が多いようです。
個人事業主の便利屋の年収は、平均360万円程度と言われています。
フランチャイズに比べて低くなりますが、初期費用が抑えられるというメリットがあります。
個人事業主の場合、顧客開拓や営業活動、経理・労務などをすべて自分で行う必要があります。そのため、労働時間が長くなり、休みが取れないというデメリットもあります。
便利屋の年収は、あくまでも目安です。実際には、様々な要素によって大きく左右されます。
開業前に十分な調査を行い、自分に合ったフランチャイズを選ぶことが重要です。成功事例や失敗事例などを参考に、慎重に検討することをおすすめします。
便利屋を開業する方の中には、個人で開業する方もいます。フランチャイズのような開業資金の支払いや、ロイヤリティの支払いを継続していくわけではないので、一見儲かるように感じます。
しかし、個人での開業は自分の好きなように、自由にできるというメリットはあるものの、お店の経営を自分でやったことがない方は厳しいのではないでしょうか。
広告宣伝・店舗運営・経理などすべて自分でやらなくてはいけません。信用度もないので、銀行の融資を受けにくいというデメリットもあります。
また、便利屋がうまく行きだしたので人を増やそうとしても、人を育てることが難しく、様々なことを自分でこなしていくので労働時間も長くなってしまいます。
労働時間はとても長いが、それほど儲かってないという事になっていまします。
フランチャイズでは加盟金やロイヤリティの支払いなどはありますが、フランチャイズの便利屋であれば融資が用意されており、フランチャイズ側のリサーチによって開業にピッタリの場所も選んでくれます。
経営の部分は本部が研修をしてくれたり、他の店舗の失敗事例を共有したりと、本部からの情報提供があるので安心です。
フランチャイズで儲かったのであれば、2店舗目の経営をすることも可能です。そうした場合のスタッフの採用や人材育成も本部が手伝ってくれます。
開業までの費用はかかるけれど、経営が良い波にのるまでの時間が短時間で済むこと。そして、その波に乗り続けるためのフォローがしっかりしているフランチャイズは儲かることができるしくみがあるといえます。
開業コースは2種類用意されているため、フランチャイズとして開業したい方も、個人で開業したいという方も選びやすい内容になっています。
町の便利屋さんFamilyは、創業37年と長年地域に愛されています。技術・ノウハウは業界でもトップレベルだから安心です。
フランチャイズに加盟するのでサポートが充実しているコースです。
どんな依頼にも断らないですむ技術や知識を、研修や本社のサポートを通して学ぶことができます。研修は約3週間かかりますが、30年以上培ってきた技術がすべて詰まっています。
技術・ノウハウだけを習得して自由に開業できるコースです。契約期間やロイヤリティは一切ありません。個人で開業したい方はおすすめなコースです。
フランチャイズコース |
加盟金:330,000円 |
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自由開業コース |
加盟金:なし |
※消費税込み
町の便利屋さんファミリーで、スタッフは1名・自宅で開業されている方の収支シミュレーションです。(参考資料:フランチャイズWEBリポート「町の便利屋さんファミリーの加盟プランと収支モデル」のページ)
売上げ | 約150万円 |
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原価 | 約15万円 |
人件費 | 約20万円 |
賃料 | 0円 |
光熱費 | 0円 |
ロイヤリティ | 約5万円 |
その他経費 | 約20万円 |
営業利益 | 約90万円 |
当サイトの管理人は便利屋の経営をしています。
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